季節の花と地域の魅力を紹介する「今日の一輪」。長野県戸隠で暮らすフォトライターのクリハラさんが、自宅のベランダで愛で育てているのは「サフィニア」という花だそう。
ベランダで植物を育てることを趣味としています。花を眺める、愛でる楽しさだけでなく、育てて咲かせるうれしさも、どちらも楽しめるお得感が私は好きです。
約1ヶ月前に私のベランダにやってきたサフィニアが、最初の花を咲かせました。ミントやアスチルベなど、みどり色の葉に囲まれた一輪の赤い花は、とても目を引き、通常の3倍くらい美しいです。
ペチュニア(和名:ツクバネアサガオ)の園芸品種であるサフィニアは、1989年に生まれました。育てやすくてとても丈夫、色も豊富で、ガーデニング初心者からベテランの園芸家まで、幅広い層に支持されています。
私が暮らす長野県戸隠では、厳しい冬を越せないので一年草として扱います。寒くなったらお別れしなくてはならないのです。
お別れすることがわかっているからこそ、できるだけ長く、たくさんの花を咲かせて欲しい。そういう気持ちが入ると、こまめにチェックしたり世話をしたりする習慣がつきます。梅雨の湿気や、夏の強い日差しの影響を受け、ぐったりすることもあると思いますが、長く付き合っていきたいです。
私のベランダの紅一点。その波打つ花びらを見るたびに、思わずため息がもれるのです。
この花について
名前:サフィニア
種類:ナス科ペチュニア属
花期:4〜10月
花言葉:「咲きたての笑顔」