幾日も続く長雨から、終わってしまった夏を思い、深まりゆく秋に、うっすらと憂いを感じ始める今日この頃。

春に植えた稲穂はたわわに実り、収穫の時を今か今かと待ちわびているようです。人のちからではどうすることもできない日照や、風や雨などの、あらゆる条件を乗り越えて、無事に収穫を迎えられることを思うと、これまでの時を思うのが「秋」であるということの、必然性を感じたりもします。

さまざまな実りとともに、刻々と短くなっていく日照時間。

夕暮れに秋を思うのも、それゆえかもしれませんね。