田んぼに囲まれて育った人には、懐かしい、あるいはいつもの光景だと思います。田植えを行ったばかりの新芽の色は、透き通るような黄緑色になりますよね。

光と成長盛りの葉が組み合わさると、それは12ヶ月のなかでいちばん美しい時期だと思えるくらい、心に残るシーンとなります。それだけ、「光」は写真に大切な存在です。

写真を撮る人は「光を操る人」と言う人も多いです。印象・テーマなどのすべてを、光を駆使して柔軟に変えていきます。しかし、写真を撮っている人は光を操ることよりも、根本的には光に惹かれ、ただ明かりを探しているのだろうと思います。

写真を撮りたくなった時には、まずは惹かれる光を探して歩いてみてはいかがでしょうか? 被写体は、光を感じていれば見つかります。この写真を撮影した時も、光に感動していたと記憶しています。

それが撮ることを楽しむ方法ではないでしょうか。

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