徳島県神山町の取材の移動の間に見た風景。はじめに手前にあるお城のような家に目が止まり、そのまま後方の山に視線が移りました。

ここは山の谷間なんだ、と分かる光景です。

「もしかたら、もののけ姫がいるかもしれないなあ」なんて考えましたが、むしろ今は山ガールがいてもおかしくないですよね。さすがに山のなかでサバイバルをする暮らしは真似できませんが、山ガールのスタイルなら参考にできます。

それぞれが異なる色でも同じ系統のファッションは、まるでユニフォームです。楽しい準備を終えれば、登山の初心者向けの高尾山から日本一標高の高い富士山まで、助けあいながら山に登ってごはんを共にし、宿に泊まります。

夜が明けて日が射してくる頃には、もうお互い仲良し。家に帰ったあとも声を掛け合えるような山ガールのコミュニティができているわけです。こうやって暮らしの彩りを自分たちで作っていると考えると、とても素敵な活動だと思います。

「山ガールってお洒落をしたいだけ」と、馬鹿にするような世の風潮もありましたが、じぶんの暮らしと照らしあわせてみるべき姿かもしれません。

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