強い日差しのもと、夏から秋にかけて、長期間にわたり咲き続けることから、この花は和名で「百日草」と呼ばれています。

その開花期間があまりにも長いことから、いつでも咲いていることに慣れてしまい、いつの間にか、その存在から関心を薄めてしまうため、「不在の友を思う」や、「注意を怠るな」といった花言葉があてがわれたそうです。

いつまでも、ずっとそばにいてくれる。特別ではなく、日常的な存在だからこそ、時折、その存在の重みを忘れてしまうことがあります。

不在になって、ようやく気付いて取り戻せるものもあれば、気付いてからでは取り戻せないものだってあるものです。だからこそ、特別ではない日常的なものに、今、向き合ってみる。気づいたらなくしてしまっていた、なんてことがないように。

会えるうちに会い、話せるうちに話し、素直に愛で気持ちを伝える。そんな風に、どんな相手とも関係していけたら、大切な人がいなくなってしまっても、少しだけやわらかな気持ちで受け入れることができるかもしれません。

このお花のこと

名前:百日草(別名:ジニア)
種類:キク科ヒャクニチソウ属
開花時期:6~10月
花言葉:「不在の友を思う」「注意を怠るな」「あなたの不在を悲しむ」

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