毎日の食卓は、用意してもらうのが当たり前になっていませんか。気づけば、忙しない朝に、何も言わずにご飯をかきこみ、家を飛び出して行くばかりで、その食事がどうやってつくられて、食べ終わったあと、誰が片付けてくれるのか顧みない日々。

食、というのは目の前の食べ物だけではなくて、それをつくるひと、育てるひと、そして命を分け与えてくれる動植物たちによるプロセスが、見えないところでずーっとつながっているものです。

ふだん、そんなこと考えないよな、と思いながら、それでも、一度腰を据えて「ごちそうさん」と手を合わせましょう。小っ恥ずかしけりゃ、心の中で言うだけでもいいんです。どんな一品でも、今一番のご馳走には違いないのですから。

お国ことば解説

ごちそうさん:ごちそうさま、のくだけた言い方。関西弁。大阪を中心に近畿地方まで使われる。

この記事の裏話をnoteで限定公開中!