本が好きです。
本という大海原は、めくるめく未知なる世界を私たちに見せてくれます。
けれど、一言に本と言っても、フリーペーパー、リトルプレス、ZINE、雑誌、新書、小説、図鑑、辞書、専門書……などなど、その形態は様々。本には、ある道を極めるひとのマニアックな知識が詰まっているもの、ある土地で暮らすひとだからこそ発信できる地域の情報、最新の流行、昔から変わらないものなどが、文章や写真、イラストとかたちを変えて表現されています。
私たちは、あまたある本を読むうちに、つくり手の顔が見える本に特に惹かれるようになりました。その気持ちは、「どうしてこの本をつくろうと思ったんだろう?」「この企画はどんなふうに生まれたんだろう」という、本をつくることへの憧れと敬意から生まれた好奇心でした。
出版不況だとか紙の本はもう売れないだとか言われ始めて久しい昨今。
それでも私たちは、紙の本を読むのをやめられない。
なぜって、本が好きだから。
ウェブであろうと紙であろうと、読み物であることに変わりはありません。
そして、その一冊、一記事、一ページに込める想いも、きっと変わらないはずです。
紙とウェブを対で語るのではなく、それぞれのおいしいところを味わいながら、精魂込めてつくられた本の良さを、ウェブ上で伝えたい。
私たちが好きな本、好きなひとたちがおすすめした本を、少しずつ少しずつ「灯台もと暮らし」で残していけたら。そんな思いで、本のつくり手の方々にお話をうかがいながら、もとくらの推薦図書を集めています。
ぺらりとめくる、その一ページの向こう側の世界に胸躍らせる。そんな一冊と、すてきなつくり手の方々に、出会えますように。
もとくらの推薦図書はこちら
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- 【企業文化誌】資生堂「花椿」が導き追いかける、女性の美しさと輝きの行方
- 【ネオ雑誌】こんな東京見たことない。23区ローカルガイド「TOmagazine」
- 【地域文化誌】わたししか知らない地元の魅力を「津和野時間」から
- 【リトルプレス】「Crafter」手仕事を生業にする全ての人へ捧ぐ
- 【リトルプレス】色ちゃん『初めて東京で会った時の事を覚えていますか?』が持つ引力
- 【リトルプレス】美容文藝誌「髪とアタシ」美容師として生きる素晴らしさをもう一度伝えたい
- 【リトルプレス】「PERMANENT」が紡ぐ、考え、食べ、生きるためのヒント
- 【地域文化誌】「悪くない」。それが盛岡の魅力です – ミニコミ誌「てくり」 –
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- 【リトルプレス】“好き”をまとって暮らす人へ。私とおしゃれ「talking about」