幾日も続く長雨から、終わってしまった夏を思い、深まりゆく秋に、うっすらと憂いを感じ始める今日この頃。
春に植えた稲穂はたわわに実り、収穫の時を今か今かと待ちわびているようです。人のちからではどうすることもできない日照や、風や雨などの、あらゆる条件を乗り越えて、無事に収穫を迎えられることを思うと、これまでの時を思うのが「秋」であるということの、必然性を感じたりもします。
さまざまな実りとともに、刻々と短くなっていく日照時間。
夕暮れに秋を思うのも、それゆえかもしれませんね。
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1989年生まれ、長野県出身。奥会津 昭和村に根付く”からむし”と”織姫さん”の存在に惹かれ、2015年から、昭和村に通い取材を重ねている。 ” 紡ぎ、継ぐ ”−見えないものをみつめてみよう、という心構えで。紡ぎ人として、人・もの・場所に込められた想いをつないでいきたい。