北海道札幌市中央区の「space 1-15」と呼ばれる、古いマンションの一室に、「マーノ」という名の陶工房&ギャラリーがあります。
イタリア語で「手」を意味するその場所で生まれるのは、生成と紺を基調とした、あたたかな器。見るだけで心がすっとほぐれるような風合いを生み出すのは、一人の女性。
「手に取った時にしっくりと手になじむような作品を」と願い、余計な装飾を施さず、できるだけシンプルに、そして手に馴染むラインにこだわって作られた「フリーカップ」。器にのせる料理や食卓のシーンを、自然と頭に浮かべてしまうような。
8分目くらいまで入れて、150ミリリットル。9分目くらいまで入れたら、200ミリリットル。少し肌寒い秋の朝、たっぷりのミルクを温めて、手も、心も、ほっとする時間を過ごしませんか。
(イラスト/Osugi)
この商品の情報
杉田真紀「フリーカップ」
参考価格:2700円(税別)
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取材協力:てしごと舎(や) kuraso