街を歩けば、桜ひとひら舞い降りてくる季節がくる。桜のピンクが街を染めると、なんだか頬も赤くなる。新しいことを始めたいなと、桜の木を見ながら思う。
岐阜県中津川市の「内木木工所」が作る箸置きは、春の想いをぎゅっと凝縮したみたい。手仕事で磨かれた桜の角を、指でなぞって確かめながら、来年度こそは頑張らなきゃねと知らない未来を描いたり。
風に吹かれてはなびら散りだすその前に、食卓にひとひらの桜を置いて。待ち遠しかった春が、やっとやっと、やってきた。
(イラスト/おすぎ)
この商品の情報
木内木工所
参考価格:木曽檜四季の箸置き(桜)5,250円
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取材協力:日本百貨店
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