小学生の頃から、好きな人に「好き」と言えなかった。
そんなぼくだが、自分から「好き」と言えた人と家族になり、ベルリンで暮らし始めた。
幼稚園に上がるより前のこと。母が膝の上にぼくを乗せて「もっと大変なときにお父さんが居てくれたら」と、目尻にしわをつくって話してくれたことを、強烈に覚えている。
だからだろうか。彼女を大切にしたいという気持ちだけは、たぶん普通のそれよりも強いのかもしれないと思っている。
だからぼくは、家族との暮らしを見つめていきたい。
何気ない幸せに気づける視点を持てるようになりたい。
かけがえのない今を写真に焼き付ける。「一瞬の幸せを一生もの」に
切り取って、焼き付けて、見つけだす─あなたの大切な人を─。写真を通じて一歩を踏み出す─。こんなふうな想いで、「もとくらの現像室」を運営してきた。
半年間、写真をつうじて参加メンバーの内面と向き合うことを何度も繰り返していくうちに、皆それぞれが心の中でちょっと置き去りにしていたり、忘れかけていたりするような「大切な存在」があることに気づいた。
それは愛犬と散歩する日常であったり、幼少期を過ごした原風景だったり、学生時代を一緒に過ごした仲間との一コマだったりする。
想いや関係が深ければ深いものほど、あなたが撮る理由がある。
そして多くの場合、真心を込めて撮ることができるものは、すぐそばにある。
かけがえのない存在に気づくこと、そして目をそらさないことが、次の一歩を踏み出すきっかけになる。
もとくらの現像室は、メンバー各々が大切なものを写真に焼き付けていける「暗室」のような場となっていきたい。
オンラインコミュニティでできること
1)写真や暮らしについて考えていること、相談等、なんでもありの雑談
オーガナイザーのぼく(小松崎拓郎)はベルリン在住ですが、日本でイベントやプロジェクトを企画していただくのも大歓迎。オンラインツールは「Slack」を使用します。
2)毎月15日 20:00〜 オンライン オフ会に参加
現像室メンバー同士で交流する場です。写真が好きな人とつながることで、写真と向き合う時間をつくることができます。
zoomを使用し、ビデオ通話でおこないます。もちろん小松崎はベルリンから参加しますので、どこにお住まいでもお気軽にご参加いただけます。
「灯台もと暮らし」の写真のこと等、なんでも質問OK。どしどしお待ちしています。
3)希望するメンバーはInstagramでの展示会(毎月第1週〜)に参加
「もとくらの現像室 夏編」はInstagramを展示会場と見立て、「夏 × 一瞬の幸せを一生ものに」をテーマに、毎月展示していきます。
↑のこちらは搬入前の会場です。
展示する写真は作り込んだアート表現でも、日常のスナップでもOK。手法は自由です。
参加しているメンバーに審査はなく、参加した人全員の写真を、その写真に込められた想いと共に展示できます。
写真が上手な人の力作もあるし、撮り慣れていないと思われる人の写真でも、いいものはいい。写真をフェアに並べたいと思っています。
運営はメンバーで役割分担していきましょう。展示という機会を使って、写真で何をしたいか / 何ができるのか考えることができます。
利用するオンラインツール
もとくらの現像室はオーガナイザーの小松崎がベルリン在住ということもあり、ほぼすべての交流はオンラインツールを介して、どこにお住まいでもお気軽にご参加いただけます。
各種交流で利用するのは、チャットアプリの「Slack(スラック)」やビデオ通話ができる「zoom」。
スマートフォン、デジタル一眼レフカメラ、フィルムカメラなど、写真を撮る機材はなんでもOKです。
ゲストメンバー 一覧(順不同、敬称略)
「もとくらの現像室」は、写真とカメラを生かしてさまざまな発信や表現をしているゲストのみなさんにご参加いただきます。
平岡 雄太(Fukulow)
1990年大阪生まれ。ファッションを中心にしたメンズWebマガジン「DRESS CODE.」管理人。大阪大学法学部 法学科を卒業後、新卒でYahoo!JAPANに入社。Webマーケティング業務に3年携わったのち、2017年1月に株式会社ドリップを立ち上げ代表取締役COOに。メインで使っているカメラはFUIJIFILM X-Pro2とLeica M6。最近はフィルムカメラに夢中。
オーガナイザー
オーガナイザーを務めるのは、『灯台もと暮らし』の編集長でありフォトグラファーの小松崎拓郎です。
小松崎拓郎
1991年茨城県生まれ、ドイツ・ベルリン在住。『灯台もと暮らし』編集長。2018年7月にオリンパスプラザ東京にて「好きに夢中。」展を開催。2019年3月には「御苗場2019」FUJIFILMの暮らしと写真ブースに「ゲミュートリヒな時間」を展示。メインのカメラはOM-D E-M1 Mark II、オリンパスアンバサダー。
■こんな人におすすめ
- 写真を純粋に楽しみたい方
- 写真が好きな人とつながりたい方
- 自分の撮りたい写真を見つけたい方
- 写真と向き合う時間をつくりたい方
- もっと意識して日常を残していきたい方
- 写真を使って、何をしたいか / 何ができるか考えたい方
- 写真はなんとなく好きで、でもなぜ好きなのかわからない方
- テクニックよりも、被写体への愛情が伝わってくる作品が好きな方
- 被写体と撮影者の関係性を想像させ、物語が膨らむような作品が好きな方
- この1枚の写真は、自分の宝物になるのだろうという写真を撮っていきたい方
- 一生に一度、きっとこのタイミングでしか撮れないであろう写真を撮っていきたい方
■募集要項
募集期間:5月31日(金)の24時まで募集予定です
定員:25-35名
期間:5,900円
金額:6月1日〜8月31日までの3ヶ月間
「もとくらの現像室」参加権は、BASEで販売中です。
■購入・参加はこちら
一般の方
BASE:https://motokura.thebase.in/items/14392790
学生の方
BASE:https://motokura.thebase.in/items/20218981
定員になり次第締切いたします。
なにかご質問がありましたら、「motokura.info@gmail.com」までお気軽にお問い合わせくださいね。
ご参加を心よりお待ちしています。
■春編 ご参加いただいたメンバーの声
#もとくらの現像室 でオンラインインタビューをしてもらったんだけどね。写真に対する思考がパリッとクリアになっていく感覚があって。有意義な2時間だったなぁ。
思い入れのある3枚の写真が、さらに思い入れの深いものになりました!
「コミュニティの可能性」も感じられた貴重な経験となりました。 pic.twitter.com/sv1Tlkwe3e— まるじ (@maruji_0521) April 7, 2019
https://twitter.com/MikaVoyage/status/1101119645099057153
#もとくらの現像室 に入れて頂き、心響く日本語に触れる機会が増えてから展覧会で資料として展示されてる写真が「なぜここにあるか」を考えるようになった。写真って自分の目の前に存在するまでに様々なタイミングと想いとドラマが経てここにある。そも想いを描ける人でありたい。 pic.twitter.com/m4m5dEiZlX
— Seina (@Seina) February 20, 2019
ぽんずさんが色々な映画を集めたのを見て気づいたのだけど、
写真をはじめて「この色味好き!」とすぐに見つけられたのは大学生の頃に映画館でバイトしてて、毎日のように映画を見ていたからだ…
オススメした映画、全部色も好きなやつだった。バイトしててよかった。
#湿度写真 #もとくらの現像室 pic.twitter.com/PsKckv2smt
— さどまち (@mck0129) February 27, 2019
#もとくらの現像室 でタクロコマさん(@takurokoma)にオンラインインタビューをしていただきました☺️
3枚の写真からどんどん掘り下げてもらい、自分でも気づいていなかったことが言語化されて驚きでした。
具体的にどう行動していくかもアドバイスしてもらえて、とっても濃い時間になりました…🙏✨— yuko sato (@yuko5ato) February 11, 2019
https://twitter.com/MikaVoyage/status/1099372905069072389
■春編にご参加いただいたメンバーの声|ブログ・note
「もとくらの現像室 春編」の中のことやメンバーの活動をより詳しく知りたい方は、こちらもご覧になってみてください。