今日の一本。第6回目はつぶやきです。
課題は都市にいて「海と山がきれいな所で農業したいな」とぼんやり思っている若者と「若い人に来て欲しいなあ」と思っている村落共同体の間をマッチングする架橋システムを整備すること。「移住希望者の窓口」を開設している自治体は増えているようですが、都市の若者はその存在さえ知りません。
— 内田樹 (@levinassien) 2015, 1月 21
倫理学者で武道家の内田樹さんのツイート。
以前、徳島県神山町で藍染め職人さんを尋ねた時も、同じようなお話していました。「若い人に神山に来てもらって農作業を手伝って欲しいとは思っているけれど、その繋がりがない」と。
一方で、東京の若者たちと話していると、「地域へ行って農作業などを手伝ってみたいと思っているけれど、何を調べてどうやって申し込めばいいのかがわからない」という悩みはよく聞きます。
この「灯台もと暮らし」は、これからの暮らしを考えるメディアであり、そのために訪れてみたいと思うような地域を積極的に取材していきます。しかし、ただそれらを紹介するだけで終えるのではなく、実際に人に動いてもらうような仕組みもつくっていきたいと思っています。
まさに、「マッチングする架け橋システム」とは何が理想的なのかということを常に考え続け、その一助を担っていけるメディアへと成長していきたいと考えています。