今年(2015年)の6月から2015年11月の約半年間、灯台もと暮らしでは武蔵野大学と株式会社巡の環が協働で行う「海士ゼミ」の密着取材をしてきました。
このたび、ゼミの集大成として、11月28日(土)に武蔵野大学有明キャンパスで「AMAカフェ」を開催します。「AMAカフェ」は、海士町や移住に興味のある人と地元の人々が交流し、距離を縮めることができるイベント。今回は初の学生との共催です。さて、その見所はいかに……?
以下、株式会社巡の環の取締役 信岡良亮さんと、海士ゼミ生からのメッセージです!
- 【島根県海士ゼミ】都会と田舎の新しい関係を考える〜武蔵野大学 ✕ 巡の環 ✕ 灯台もと暮らし〜
- Iターンのきっかけにも!島根県海士町「島旅企画会議・AMAカフェ@東京」に参加してきました
- この島は未来の縮図たり得るか【島根県海士町】特集、始めます。
11/28島の未来を考える「AMAカフェ」@ロハスカフェ有明
2009年から始まった「AMAカフェ」は今回で32回目を迎えます。同時に今回は武蔵野大学の「海士ゼミ」の学生が運営をお手伝いします。
私たち学生目線で見てきた海士町と、現地で実際に活躍している崎みかん農家の丹後さんが語る海士町の2つの視点から語られる今回のイベント。海士町に行ったことのある方も、まだこれから! という方も、一緒に海士町を考える時間にできたらと思います。
東京の真ん中で、海士町を存分に感じませんか?
当日の話し手
■ゲスト:丹後貴視さん(崎みかんプロジェクト)
■武蔵野大学-海士ゼミ(総勢12名)
■モデレーター:信岡良亮さん
「AMAカフェ」とは
「AMAカフェ」とは、島根県隠岐郡海士町(あまちょう)の食材を使った料理などを通して、海士の魅力を全国にお届けし、島からの旬の食べ物やそこに集まってくれた人たちとの出会いを楽しむ一日限定カフェです。
今回の「AMAカフェ」の趣旨
■モデレーター信岡さんからのメッセージ
多くの人に興味を持って頂けるようになった、人口約2,300人の島、海士町。成功事例として取り上げられるようになりつつも、島の姿勢としては、ずっと挑戦者として、たくさんの人と共に未来に向かってチャレンジしているところが魅力なのだと思っています。
今回はそんな海士町の「うまくいっている部分」ではなくて、「まさに今、次の挑戦に向かって動いている部分」に焦点を当て、海士の今の「取り組み」ではなく「動き方」を一緒に共有していけるといいなと思っています。
具体的にいま動き始めているプロジェクトとして崎みかんプロジェクト(海士の南に位置する崎地区という集落のみかんを再生するプロジェクト)にIターンとして飛び込んでくださった丹後さんを一つ目のゲストとしてお呼びしました。
またもう一つのプロジェクトとして、武蔵野大学-海士ゼミ(都会の大学生が地域とどんな風に関われるのかを探るゼミ)の大学生たちが、全9回のゼミを通して、実際に海士にも訪れて、ただ観光として遊びにいくだけでない島との関わり方を模索している生の姿を、見せて頂けることになりました。
なので、今回は、崎みかんプロジェクトと武蔵野大学-海士ゼミのプロジェクトの進み方も含めて、みなさんと一緒に共有していきたいと思います。(モデレーター 信岡良亮)
***
■海士ゼミ生からのメッセージ
はじめまして。武蔵野大学-海士ゼミです。私たちは都市と地方の関わり方を探るため、この夏、海士町へ行ってきました。
海士町に行く準備として、授業では日本各地の現状から見えてくる日本の課題と未来について学びました。人口減少、財政難……どこかで聞いたことのある社会問題が、海士町という小さな島で起こっている。大変なことだという意識はあっても、現実味を感じる機会は、少ないのではないでしょうか。
普段は通勤ラッシュにもまれて大学に通っていますが、この夏は日本海の荒波にもまれながら離島へ。地元の人々とふれあいながら、島を駆け巡りました。
海士町には様々な分野で活躍するIターン・Uターンの方々がたくさんいらっしゃいます。みなさんの熱い思いに触れていると、座学ではイメージしきれなかった、海士町と、日本の未来が徐々に浮き彫りになっていきました。それぞれの想いを胸に島へ行き、良い面も悪い面も目の当たりにした私たちだからこそ届けられるリアルがある。そう、信じています。
この夏の発見と気づきを、多くの人に届けるために。日本の未来の縮図である海士町のこれからを、いっしょに考えていくために。
「AMAカフェ」にて少々お時間をいただき、私たちが海士町で見て、聞いて、感じたことをお伝えしたいと思います。
このイベントを通して海士町の魅力や雰囲気を少しでも味わい、島のことを知っていただけると幸いです。(武蔵野大学-海士ゼミ一同)
イベントの詳細はこちら
■日時
2015年11月28日(土)17:30~20:00
■募集定員
先着60名様、お申し込み必須
■参加費
- 参加費 4,000円 (食事代、資料代として。交流会フリードリンク)
- 学生割引枠 3,000円(先着15名まで。交流会ワンドリンクのみ)
- 16名以降は通常通り4,000円の料金になります。詳細はお問い合わせください
■当日のタイムスケジュール
開場 17:00
第1部 17:30~18:15 武蔵野大学-海士ゼミでの活動レポート
第2部 18:15〜19:00 崎みかんプロジェクトの挑戦
第3部 19:00〜20:00 大学生が振る舞う島料理での交流会
■会場
ロハスカフェ ARIAKE
住所:〒135-0063 東京都江東区有明3-3-3 武蔵野大学有明キャンパス低層棟3号館2F
電話番号:03-6457-1150
その他 食材の準備の関係がございますので、都合が悪くなりキャンセルの場合は11/22までに上記連絡先までご連絡頂ければ幸いです。
■お申込み方法
- 名前:
- 職業:
- 参加人数:
- 電話番号(当日連絡がつくもの):
- メールアドレス(当日連絡がつくもの):
必要記入事項を書いて下記よりお申し込みください。
- 株式会社巡の環 申し込みフォーム(担当 岡部)
- 電話番号:08514-2-1966
- メールアドレス: info@megurinowa.jp
■こんな方はぜひ参加してください!
・地方に行きたくてもどこへ行けばいいかわからないという方
・自然が好きな方
・地方に住みたい方
・地方で働きたい方
【島根県海士町】特集の記事一覧はこちら
- 【島根県海士町】島と子どもの未来を変える「島まるごと図書館構想」
- 【島根県海士町】この島がこの島であり続けていくために – 観光協会 青山敦士 –
- 【島根県海士町】「好きな島といえば海士町!」という未来を目指して
- 【島根県海士町】故郷の中心には、隠岐神社がある。禰宜(ねぎ)・村尾茂樹
- 【島根県海士町】会いたい人には二度、三度会いにいけ。株式会社 巡の環 岡部有美子
- 【島根県海士町】デザインの無いところでデザインを。海士町の観光協会のデザイナー・千葉梢
- 【島根県海士町】島宿「但馬屋」から学ぶ循環する島暮らし
- 【島根県海士町】移住希望の若者よ「プレイヤーを目指せ。もうプランは十分だ」
- 【島根県海士町】「共生」なんておこがましい。持つべきは自然に生かされているという視点
- 【島根県海士町】専業主婦がいない町。離島に嫁いだ女性のリアル
- 【島根県海士町】地域暮らしの新しい働き方「マルチワーカー」とは
- 【島根県海士町】Iターン写真家が語る「つらいのは当たり前。まずは楽しめ!」の姿勢
- 【島根県海士町】鳥への愛は海を超え、渡り鳥への愛は島を超え
- 【島根県海士町】島の恵みがいただける、おすすめの食事処ベスト4
- 【島根県海士町】社会福祉協議会 片桐一彦の「島で生まれて島で死ぬ、これからの福祉」 – 前編 –
- 【島根県海士町】社会福祉協議会 片桐一彦の「島で生まれて島で死ぬ、これからの福祉」 – 後編 –
- 【島根県海士町】「島宿 和泉荘」女性限定の秘密のBarへ、ようこそ
- 【島根県海士町】移住・観光したい人へ!海士町へのアクセスをご説明します
- 【島根県海士町】みんな大好き!あまコミュニティチャンネルとは?
- 【島根県海士町】ぼくが島に辿り着くまで− 巡の環 信岡良亮 −:第1回
- 【島根県海士町】ヒトが絶滅危惧種?日本を変えないと海士町は変わらない:第2回
- 【島根県海士町】巡の環が目指す、江戸時代の藩邸をモデルにした「島の大使館構想」:第3回
- 【島根県海士町 編集後記】あとは「この土地で生きていく」という決意だけ
- 【島根県海士町】若者は開拓者だ。「隠岐國学習センター」から都市でも世界でもなく”地域を目指す
- 【島根県海士町】離島でグローカル!ぼくの新しい挑戦隠岐國学習センター長・豊田庄吾
- 【島根県海士町】ならではの資源で持続可能な産業を。株式会社ふるさと海士・奥田和司
- 【島根県海士町】甘酸っぱいふるさとの味。愛される「崎みかん」をもう一度。
- 【島根県海士町】崎みかんを育てるIターン者が、永住前提で島へ移住した理由
- 【島根県海士町】耕作放棄地ゼロの島に、いま何が起きている?「サンライズうづか」向山剛之
- 【島根県海士町】一度飲んだら忘れられないハーブティー「ふくぎ茶」に本気です|「さくらの家」施設長・本多美智子
- 【島根県海士町】寮は暮らしと地域を学ぶ場。大人ではなく生徒がつくる島前研修交流センター
- 【島根県海士町】だから僕たちは島に来た。「島留学」の男子高校生の暮らし
- 【島根県海士町】を旅するなら必ず泊まりたい!島のお宿「なかむら」&居酒屋「紺屋」
- 【島根県海士町】の遊び場「あまマーレ」から広がる人の輪
- 【島根県海士町】迎えても迎えても、出ていく移住者。「見送りの文化」を変えたい|島のお宿「なかむら」中村徹也
- 【島根県海士町】島生まれ島育ちの隠岐牛ができるまで|隠岐潮風ファーム・竹谷透
- 【島根県海士ゼミ】序章:海士ゼミに参加する君たちへ「当事者としてチームで未来を考えよう」
- 【島根県海士ゼミ】第1回:地域活性には4層のフェーズがある
- 【島根県海士ゼミ】第2回:君たちは「プランB」をつくっていく世代だ
- 【島根県海士ゼミ】第3回:「人間関係を重視する」「物事を進めていく」力の両方をインストールしよう
- 【島根県海士ゼミ】第4回:「モノ」や「お金」に心を乗せて「あなたに」贈ろう
- 【島根県海士ゼミ】フィールドワーク:武蔵野大学生たちが島で動き、感じ考えた3日間
- 【島根県海士ゼミ】都会と田舎の新しい関係を考える〜武蔵野大学 ✕ 巡の環 ✕ 灯台もと暮らし〜
- 【告知】11/28島の未来を考える「AMAカフェ」@ロハスカフェ有明を開催します!
- Iターンのきっかけにも!島根県海士町「島旅企画会議・AMAカフェ@東京」に参加してきました
- 島根県海士町の山内道雄町長、海士町交流特命大使の信岡良亮さんが登壇|TIP*Sマナビジカン主催のイベントが開催
この特集の裏話・未公開音源をnoteで限定公開中!
- [音で聴く]大地があって、自然があって、その上に人がいる。|隠岐しぜん村・深谷治さん
- [音で聴く]海士町の「福祉」のあり方を変えたい。福祉協議会・片桐一彦さん
- [取材記]編集部のモットーは「ローカル取材 with ワン・ミュージック」
- [ゆるぽむ的取材日記]海士町は、日本の縮図足り得るか
- [ゆるぽむ日記]専業主婦より、働く方が偉い島。
- [ゆるぽむ日記]綱引きして女子専用バーに来ました!
- [取材日記]ショートカットする「渡り鳥」の勇猛さに脱帽
- [ゆるぽむ日記]「羽田に向かえ」と言われたから、私……。
- [ゆるぽむ日記]島根に向かう飛行機の中で、ひとり
- [ゆるぽむ日記]島根県海士町特集の写真の悩み(笑)