東海道線に揺られて平塚を過ぎた辺りから、電車内の雰囲気はゆるやかに変化を始めます。
「すっかり遠くまできたな」と思い、窓の外を振り返ると、目の前に広がる太平洋。ススキ色に輝く水面の様子に、秋色の海を見つけた朝でした。
湯河原・熱海へとつながる真鶴半島一帯の景色は、忘れてかけていた海と山から成るこの島の輪郭を、思い出させてくれます。
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1989年生まれ、長野県出身。奥会津 昭和村に根付く”からむし”と”織姫さん”の存在に惹かれ、2015年から、昭和村に通い取材を重ねている。 ” 紡ぎ、継ぐ ”−見えないものをみつめてみよう、という心構えで。紡ぎ人として、人・もの・場所に込められた想いをつないでいきたい。