東京で暮らしていると、毎日が慌ただしい。
数メートル先で閉まる山手線の電車に飛び乗ったり、点滅する信号を前にして走ってみたり。
ほんの数分、数十秒しか変わらないのに、滑りこまねば損、とばかりに急ぐ。
「この街で学ぶことはまだあるから」と、残ることを決めた私。
東京で過ごす毎日は、忙しくて、刺激的で、とても楽しい。
でも。
「本当に求めていたものはなんだっただろう?」
「欲しかったものは、見つけられた?」
自分に問うと、少しだけ戸惑う。
新しい何かを求めて、上京した過去の日。
まだ出会わぬなにか、人や、場所や、モノや、仕事。
今よりずっと若かった私は、「ここにはない何かを」と願い、地元をあとにして。
振り返れば、随分時間が経ちました。
私の地元は新潟です。
忘れてなんかいない。いつも頭の片隅にある、あの街の思い出。
「地元はどこ?」「お酒強いね。」
質問に答えようとするたび、想いを重ねて。
気付けば東京の街にも、ふるさとの面影を感じたりして。
大切なものを指折り数えて、前に進むために少しだけ振り返る。
地元の魅力をもう一度知りたくて。【新潟県】特集、始めます。
(撮影協力:株式会社カレント モデル・女優 澤 麻衣子)
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