12月9日、清澄白河のリトルトーキョーでものづくりワークショップイベント「もとクラフト第2弾」を開催しました。主催はもとクラフト第1弾とおなじく、もとくらのアートディレクターである、おぎゆかさん。

今回のワークショップは、今年の下半期、もとくらが刺繍作家のkanaさんと一緒に取り組んできたクラウドファンディングプロジェクトのリターンのひとつ。

講師はプロジェクトのプロダクト部分を担当してくださった刺繍作家のkanaさん。

刺繍作家・kana
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もとクラフト第1弾の講師も務めてくださったkanaさんとワークショップの参加者さんと一緒に、編集部の私・小山内もワークショップに参加して「冬を紡ぐリース」をつくってきました!

今日は、刺繍ワークショップ当日の様子をレポートします。

もとクラフト第2弾!「冬を紡ぐリース」ワークショップのスタート

ワークショップ当日。

会場のリトルトーキョーには、講師のkanaさんが開催しているワークショップに参加している方やもとくらの読者の方、ものづくりに興味があってクラウドファンディングページに辿りついてくれた方など、いろんな方々が足を運んでくれました。

もとクラフト

講師を担当してくださったkanaさんは、刺繍作家として活動しながら個人でも定期的にワークショップを行っています。今回のイベントレポートでは、もとクラフト第1弾のレポートと同様にkanaさんのことを「kana先生」と呼ばせていただきます。

パーツを選んで、リースのイメージづくり

まずは、冬を紡ぐリースのベースとなる布の種類を選びます。

もとクラフト・ワークショップ

Hure(フレ)、Retar(レタラ)、Kunne(クンネ)の3種類の中からひとつお気に入りの布を選んだら、次はリースに乗せていくパーツを選びます。

もとクラフト・ワークショップ

机に並べられているのは、kana先生が持参してくださった選りすぐりのリースのパーツたち。

ビーズや造花、循環型森林経営を行なっている北海道下川町の森林で育った広葉樹からつくったウッドパーツ。編集部とkanaさんが、冬を紡ぐリースプロダクト化のために調達してきた下川町の木材が、こうしてひとの手に届いた光景にはとても感動しました。

参加者のみなさんは、たくさんの可愛らしいパーツの中から手持ちの布と照らし合わせながらとっておきの数点を選びます。

もとクラフト・ワークショップ

刺繍の図案と一緒にパーツを並べてみて……

もとクラフト・ワークショップ

「いい感じ!」

と思ったら、これでイメージづくりはバッチリです。さあ、次はいよいよ刺繍をしていきます。

いろんなステッチで冬を紡ごう

チャコペーパーで刺繍したい文字や図案を布に模写していきます。

もとクラフト・ワークショップ

靴下やクッキー、「MerryChristmas」や「NOEL」などの文字をみなさん真剣に写します。

図案を写し終わったら、いよいよ刺繍を施していきます。

バックステッチやチェーンステッチなど、刺繍の基本ステッチをkana先生にレクチャーしてもらいながら冬のモチーフを刺繍する参加者の方々。

もとクラフト・ワークショップ

「kana先生、糸が絡まりました!」
「チェーンステッチが難しい〜〜!」

もとクラフト・ワークショップ

刺繍には慣れっこの方から「刺繍は家庭科の授業以来です」という方まで、みんなおなじステッチで刺繍していきます。進行スピードはひとそれぞれ。(私はなかなか苦戦してしまいました……。)

もとクラフト・ワークショップ

もとクラフト・ワークショップ

もとクラフト

選んだパーツも縫い付けたら……

もとクラフト・ワークショップ

世界に一つだけの冬を紡ぐリースの完成です!

もとクラフト・ワークショップ

もとクラフト・ワークショップ

完成品を見比べてみると、どの作品にも個性が溢れていてとても素敵な仕上がりになっていました。

イベントハッシュタグ「#motokura_xmas」で検索すると、参加者の方々が当日の様子と一緒に作品を載せてくれていました。みなさまの手に渡った完成品がどんなふうに飾られるのか、想像しただけでとっても温かい気持ちになります。

来年も再来年も、素敵なクリスマスになりますように

クラウドファンディングプロジェクトから始まった冬を紡ぐリースのワークショップ。

「クリスマスを待つ楽しみを届けたい」という想いでキットという形での商品化を目指した編集部とkanaさんでしたが、企画をやり終えてみるといちばん楽しんでしまったのはプロジェクトメンバーである私たちかもしれないと思いました。

もとクラフト・ワークショップ
刺繍作家・kanaさんがプロジェクト成功を祝してつくったくす玉

今回ワークショップでつくった冬を紡ぐリースは、刺繍枠ごとキットとして持ち帰ることができるので、糸を抜いてまた縫って……と、何度でもオリジナルの刺繍を施すことができます。

誰もが特別な一日にしたいと自然と心躍るクリスマスという日。

冬を紡ぐリースを手に取ってくれたみなさまが、来年も再来年も素敵なクリスマスを迎えられますように。