新年早々正月太り。こたつから手の届く範囲に、お菓子とお雑煮、残ったお節料理、漫画、飲みかけのお酒、そしてまるまった猫一匹。いつまでもこうしてごろごろしていたいという誘惑を断ち切れず、こうして3が日も通り過ぎようとしている。
そういうぐうたらな寝正月に、テレビから一喝飛んできた。
「こちとら年初めッから商いよ。江戸っ子は気が短けぇんだ、てやんでい!」
ふと画面を見れば毎年恒例のお笑い番組。とってつけたような台詞だけれど、なんだか底抜けの威勢の良さだ。締まりのない年明けだけれど、まずはこたつから出てみるか。
お国ことば解説
てやんでい:何を言っているのか、の意を表す感歎詞。「何言ってやんでい」の省略形。てやんでえ。