今日の一本。第9回目はこちらの記事。

いまごろ? と思われるかもしれなませんが、本のタイトルをつけるときもそうなんですよね。何十何百という候補のなかから「よーし、これだっ!」と選んでおきながら、発売からしばらくのあいだはなじまない。そして、ある程度売れてる様子が伝わってきたり、誰かからのおもしろかったよ、が届きはじめたあたりからようやく、タイトルがなじんでくる。

引用元:おなじみの名前|古賀史健|note

「batons」という会社を最近立ち上げた、ライター・編集者の古賀史健さんの記事です。

ここ1年ぐらい僕たちも本当にたくさんの名前を考えました。まだ「Wasei」を立ち上げて5ヶ月程、「灯台もと暮らし」通称もとくらも、オープンしてたった1ヶ月ですが、やっと徐々に自分たちが生み出したものなのだなという実感が湧いてきたような気がします。

思うに、名前が馴染んできたなと一番実感するのは、自分たち以外の第3者の人が、「Wasei」とか「もとくら」と自然に口にしてもらった時なのだと思います。

取材に行ったときや、会話をしている時の何気ない瞬間に、僕ら以外の誰かがこの名前を当たり前のように使ってくれる瞬間。そんな時は、とても気恥ずかしくもあり、穴があったら入りたいぐらいの気持ちにもなるのですが、なんだかとても幸せな気持ちにもなります。

これからもっともっと多くの人に、この名前を自然に呼んでもらえるように、今後も魅力的なコンテンツをたくさんつくっていこうと思います。