2018年7月21日の土曜日の夕刻、都内でひとつのイベントが開催されました。名前は、「私たちの居場所探しのはじめ方。これからの多拠点居住 in 青森県十和田市」。

私たちの居場所探しのはじめ方。これからの多拠点居住 in 青森県十和田市

灯台もと暮らし編集部員が初めて取材のために青森県十和田市を訪れたのは、2016年のこと。それから2年連続で取材にお邪魔し、現地のイベントにお招きいただき、またほかの自治体さんと一緒に合同移住説明会を開催してきました。

今回は、満を持して、十和田市単独の都内でのイベントを開催。灯台もと暮らし編集部員たちが心底惚れている十和田市の魅力を、「居場所がほしいな」「多拠点居住に興味があるよ」という方々に伝えるために、この春からずうっと企画していたのです。

この記事では、当日の様子をお伝えします。

イベントコンセプト

青森県十和田市 イベント
当日の準備風景

イベントコンセプトは、以下の通り。

身近にあるものは、案外気付きづらいということを表す「灯台もと暗し」。これからの暮らしを考えるウェブメディア『灯台もと暮らし』は、そんな身近にある大切なもの、通りすぎてしまった大切なことを、もう一度掘り起こしたい、もう一度光を当てて、考えてみたいと思って始めたメディアです。

「地域に根ざして暮らしてみたい」
「けれどいきなり移住するのは、すこしハードルが高い」
「都会にいながら、地域と関わりをもって暮らしていけたら──」

そんな思いをカタチにする第一歩として、地域を知り、そこで暮らす人々との接点をつくってみるのはいかがでしょう。今回は、灯台もと暮らし編集部が取材してきて関わりの深い青森県十和田市のみなさまをご招待します。(引用:Peatixイベントページ

さて、では本題の当日の様子のレポートに入ります!

「多拠点居住のはじめ方」を、まずは十和田市の先輩方に聞いてみよう!

青森県十和田市 パンフレット
当日、参加者の方々にお配りした、洗練されたデザインの十和田市のパンフレット

当日のイベントプログラムは、大きくトークセッション[1]「多拠点居住のはじめ方」と、トークセッション[2]「居場所探しのはじめ方」、そして登壇者と参加者の方はもちろん、十和田市に移住して暮らしている先輩方や、自治体の方々を交えた懇親会の3つが目玉。

まず最初に「多拠点居住のはじめ方」がテーマのトークセッションに登壇してくださったのは、十和田市出身の旦那さまと一緒に移住した松石優美子さんと、Iターンしたアメリカ出身のアレックス・クイーンさんです。

menotte  松石優美子
アパレル・アクセサリーブランドを展開する株式会社menotte代表の松石さん
14-54 アレックス
さまざまなひとが自由に使えるオープンな交流スペースであり十和田市現代美術館の「街中ライブラリー(14-54 Reading Room)」でもある、「14-54 イチヨンゴーヨン」を運営するアレックスさん

モデレーターは、灯台もと暮らし編集部のミキオサナイ。

灯台もと暮らし 小山内
右)ミキオサナイ

東京で仕事をしていたアレックスさんと松石さんは、それぞれ「これからの暮らし」を考えて、暮らしの本拠地を青森県十和田市に移すことを決意。

現在も暮らし・仕事の拠点は十和田市が中心ですが、必要があれば都内へ赴き、仕事をしたり友人と楽しい時間を過ごしたりしているそう。

青森県十和田市

青森県十和田市

十和田市の自然とゆったりした空気感を楽しむこと、そして都内の刺激をたっぷりと受けて、クリエイティブな仕事を進めること。それらを複合させて「よりよい、自分の価値観に合った暮らし」を築いている二人を目前に、最初は「なんで多拠点をするの……?」と純粋に疑問だったというミキオサナイが、段々と「多拠点居住もいいな」という気持ちに変化していく様が素敵なトークセッション[1]でした。

青森県十和田市

青森県十和田市 イベント

「居場所探しのはじめ方」も、十和田市の先輩方に聞いてみたい!

続くトークセッション[2]では、松石さんと、村岡将利さんが交代。アレックスさんは引き続き登壇し、今度は村岡さんとアレックスさんのペアで「居場所探し」について語りました。

ビーコーズ 村岡将利
夫婦で十和田市にUターン。十和田市で株式会社ビーコーズ設立。街の人々が集まれる場づくりにも挑戦中の村岡さん

自分のためだけではなく、地域で暮らす方や学生など「誰かのための場所づくり」を目指している二人は、夜中まで飲みながら語り合うこともあるのだとか。

青森県十和田市 イベント

どこかに移り住む「移住」は、なんとなく「独り」のイメージがあるかもしれませんが、この記事を書いている伊佐はそうは思いません。「独りでもやる」と決めた人の周りには、絶対に同じように決意した「強い個人」が現れます。

十和田市に移住された方々を見ていると、一層そう感じます。

移住と居場所の関係性が気になる方は、ぜひ一度「14-54」などにふらりと遊びに行ってみてください。このトークセッションを聞いたあと、十和田市の移住お試し住宅の利用を決めた男性も会場にいらっしゃいました。その理由が、きっと現地に行けば分かるはず!

青森県十和田市 イベント 青森県十和田市 イベント

懇親会の様子

トークセッション終了後は、お待ちかねの懇親会。

青森県十和田市

当日は、2018年4月に「14-54」内にカフェをオープンさせた中野渡ご夫妻がケータリングを担当。この日のために東京まで来てくださいました。

14-54CAFE 青森県十和田市

鳩正宗
十和田市の酒蔵「鳩正宗」の日本酒と、青森県産のごぼうをふんだんに使ったおにぎり
青森県十和田市 イベント
14-54カフェ自慢のトーストや、「いかあられ」など青森らしいお菓子が並んだ

「十和田市に行ってみたいんですが……」
「移住お試し住宅は、僕も利用できるんですか?」
「お金って、どれくらい用意していたらいいのでしょう」

食事がおいしく盛り上がったことはもちろん、上記のような現実味を帯びた相談の声がたくさん行き交っていたのが、印象的な懇親会でした。とっても楽しかった……!

青森県十和田市 イベント
最後はみんなで記念撮影

もし「私も僕も、十和田市に行ってみたい」と思ったら

まずは、気軽に十和田市に問い合わせをしてみましょう! 当日イベントに参加してくださった方々は、登壇者の方の連絡先が分かるかと思いますので、そちらに直接ご連絡いただいても構いません。

青森県十和田市 イベント
当日の登壇者全員と、十和田市の方々の集合写真
青森県十和田市
十和田市役所の、移住担当者の3人。灯台もと暮らし編集部もとてもお世話になっています。 左)漆舘さん 真ん中)立崎さん 右)鳥谷さん

移住や多拠点居住は、今暮らしている家の、部屋の中にいても決められるものではありません。大切なのは、まず一度気になる土地に、実際に足を運んでみること。そしてできることなら、そこで暮らしている人や、「移住しよう」と先に決めて、楽しく暮らしている先輩方に現地で会って話をさせてもらいましょう。

前回の十和田湖での取材風景

十和田市へ移住希望の方であれば、移住お試し住宅の利用も可能です。季節によってまったく違う表情を魅せる十和田湖や奥入瀬渓流は、今は夏の真っ只中。東京駅から七戸十和田駅までは、新幹線で3時間。朝思い立てば昼までには到着できる距離です。

十和田市街地の移住お試し住宅の外観

よければ一度、十和田市へ行ってみませんか? 楽しく笑いながら、好きを追求している人が暮らす街へ。私(伊佐)も、8月末にはまた十和田市へ遊びに行く予定です。

以上、イベントレポートと、十和田市への愛でした!

青森県十和田市 イベント
おまけの調理風景です

青森県十和田市 イベント

(この記事は、青森県十和田市と協働で製作する記事広告コンテンツです)

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